5年落ちの中古でi-MIEVを購入しました。乗ってみると誤解や意外な特典がいっぱい!!EVを検討されている方々、燃費にお困りの方などに自分が体験していることをリアルに皆さんに届けていきます。

日産リーフ30kwhバッテリーと24kwhバッテリー違いは?

スポンサーリンク

 

こんにちは‼

 

電気自動車ブロガーのもっとです。

 

 

最近、中古リーフに関心が集まっているようで、以前、書いた記事などにコメントやお問い合わせをいただくことが多くなっています。

 

 

 

そこで、よく聞かれることが、

 

・30kwhバッテリーと24kwhバッテリーの違いは?

 

・中期と後期の24kwhバッテリーは違うものなのか?

 

と言う2点です。

 

 

 

この疑問を説明すると共に、もう少しリーフのバッテリーについて解説してみます。

 

 

★注意★

この記事はZE0型、AZE0型について書いてあります。俗に言われる旧型リーフの記事です。

大前提として、旧型リーフには、前期・中期・後期と発売時期により同じモデルでも、仕様に違いがあります。

 

 

 

リーフのバッテリーの構造

 

引用:http://www.eco-aesc-lb.com/product/liion_ev/

 

リーフのバッテリーパックはフロアに付いています。

ホイールベース間に配置されているもので、かなり大きいものです。

 

ですが、その中身を開けると、小さな銀色の箱が沢山入っているのがわかるでしょうか?

 

引用:http://www.eco-aesc-lb.com/product/liion_ev/

 

この銀色の箱1つを「モジュール」と呼びます。

 

引用:http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1038?page=2

 

 

上の写真はモジュールのカットモデルですが、更にレトルトパックの様な物が中に複数入っています。

 

引用:http://www.eco-aesc-lb.com/product/liion_ev/

 

このレトルトパックの様な物をセルと呼びます。この中に、正極、負極、電解質が入っており、簡単に言うと最小の電池の塊です。

 

 

この薄いセルが複数枚集まって、モジュールになり、そのモジュールが更に複数個集まることによって、バッテリーパックは構成されます。

 

 

 

リーフのバッテリーには3つ種類がある

 

・前期24kwhバッテリー

 

・中期/後期24kwhバッテリー

 

・後期30kwhバッテリー

 

の3つに容量や構造の違いで分けることが出来ます。

 

 

と言うことは「中期と後期の24kwhバッテリーは違うものなのか?」と質問がありましが、それに関しては違いはないと断定していいと思います。

ネットではいろいろと噂がありますが、公式に違うとアナウンスされていませんので。

 

 

前期と中期/後期の24kwhバッテリーの違い?

 

まずは、24kwhバッテリーについてですが、「一言に何が違うか?」と言うと、モジュールのケースが全く違います。

 

 

引用:http://ecocar-asia.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-8388.html

 

形が違うのが、お分かりいただけますか?

前期のつるっとしたケースに比べて、後期のケースのほうが、少しボコボコしていますよね?更に、角などは隙間が少し開いているのが特徴です。

 

セル自体は同じものが使われていますが、ケース自体やバッテリーパック内のハーネス等はが新設計になっているようです。

 

 

なぜ、モジュールのケースに変更があったかと言うと、公式にはバッテリーの軽量化(バッテリーパック全体で20㎏の減量に成功。)の為です。

 

 

しかし、自分はもう一つ理由があると思っています。

 

 

ずばり、バッテリーモジュール内の冷却性能向上を狙って、改良されたのではないか?って事です。ネットでは有名な説ですが・・・

 

前期型リーフで、バッテリーの劣化が早く進行した理由はモジュール内の熱なんじゃないかと。(後から開発された、e-NV200には冷却ファンが搭載されていますしね。)

 

 

少々、憶測が入っていますが、モジュールのケースに新たに隙間が出来たり、表面積を稼ぐためにボコボコしているなど違いの理由としては理にかなっていると思います。

 

 

その為、中期型以降のリーフの方がバッテリーのセグ欠けが少ないと言われています。(語弊があると困るので、書いておきますが、中期以降は充電時の電流制御等も変わっていますので一概には言えません。)

 

 

世の中には面白い人がいて、前期リーフに中期バッテリーを載せようとして色々、試行錯誤したトレ猫さんという方がいます。トレ猫さんのブログはこちら!

 

みんカラ(みんなのカーライフ)とは、あなたと同じ車・自動車に乗っている仲間が集まる、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。

 

 

後期30kwhバッテリーと中期/後期24kwhバッテリーの違い

 

 

こちらも一言で言うと、モジュール内の構成セル内の電極素材がまったく違います。

 

 

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO97277380V10C16A2000000/?n_cid=MELMG005

 

 

30kwhバッテリーは1モジュール8セルになりました。今までの24kwhバッテリーは1モジュール4セルでした。セル数が2倍ですね。

 

しかし、バッテリーパック全部で使用するセル数は192個のままです。と言うことは24kwhバッテリーに比べてモジュール数は半分になっています。

 

モジュール間の隙間が減少したことで、少しスペースが空き、1セル自体の容量がアップしたと考えていいのだと思います。(その辺について詳しく解説してくれているサイトや文献がなかったので、明言は避けます。)

 

 

 

また、電極材の素材に30kwhバッテリーセルでは、

 

 

 

「新たにカーボンと窒素、マグネシウムを導入することにより、従来と同じ入出力密度を維持しながら、エネルギー密度を高めることに成功した。」

 

 

 

との事です。今までの24kwhバッテリーセルでは、マンガン酸リチウムとニッケル酸リチウムが用いられていました。

 

 

それらを含めた、技術革新のおかげで電池容量の低下を抑えられ、30kwhモデルのみ、新車登録から8年もしくは走行距離16万kmまでバッテリー容量を保証するようになりました。

 

 

 

 

 

これらが、バッテリーに関する大きな違いです。

 

 

 

自分も日産で開発をしている訳ではないですし、ソースもネットのものが多いで、もしかすると他にも違いがあるかもしれません。そこらへんはご了承ください。

 

 

また、新型との比較はもう少し情報が出てきてから、記事にしようと思います。

 

 

スポンサーリンク

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください