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「実際にEVってどんな風に充電するんでしょうか?」こんな疑問を大概の人は持っているでしょう。
「特別な充電装置が必要なんじゃない?」とか「どこで充電できるの?」
などよく自分自身聞かれることがよくあります。実際に購入してみてから体験した充電エピソードなどを踏まえて説明していけたらと思ってます。
ちなみに全国で急速・普通充電を合わせて約2万か所程度(2016年10月現在)充電器があります。ガソリンスタンドは約3万か所(2015年現在)ですので、結構普及してきているのがわかります。
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まず、EVの充電方法は大きく分けて2つあります。(これは全車共通ではない場合もあります。)
こんなマーク見たことないですか?
似たような看板ですが、「普通充電」と「急速充電」に分けられてます。とはいえ、その違いが判らない人が大半でしょう。
よく見ると車のマークの上に「EV QUICK」と書いてあれば急速充電です。それ以外は「普通充電」になります。
今度、スーパーマーケットやディーラーの前を通った際に確認してみてくださいね。意外と急速じゃないところが多かったり・・・(笑)
では、充電の違いは何なのか見ていきましょう!
普通充電の看板には「100V」、[200V]と書いてあります。書いてあるということはきっと何か違うんですね。
無論、家には看板はありませんが、同じように「100V」、[200V]の違いがあります。
では、何が違うんでしょう?
正解を言うと「電圧」が違います。100Vと200Vの違いです。(ちなみに普段、家で使っているコンセントは100Vです。)それによって電気の流れる量が違います。
電気の流れる量が違うということは充電時間に関係が出てくるんです。
簡単なイメージはバケツに水を入れるときに、蛇口から出る水の量が半分の時と全開の時とでは全開の方が同じ容量のバケツなら早くいっぱいになりますよね?
こんな感じで、充電時間に差が出てきます。つまり、100Vより200Vのほうが早く満タンになるということです。
この普通充電は200Vが最大です。なので、普通充電時における充電時間も200V時のものが最短になると理解していただいていいと思います。
家庭で充電する際にはほとんどが、この普通充電になると思います。単相200VのEV専用充電回路を工事して引っ張る場合が多いですが、工事せずに100Vを使って充電することも可能です。(実際に自分は100Vで充電しています。※車種によって100V充電の可否は変わってきます。)
その充電における仕事量として電力は100Vの場合1.5kW程度、200Vは3kW程度の量に違いがあります。
(電力は電圧(V)×電流(A)で求められます。)
簡単に言うと、普段家庭で普通に使っている電気で充電するのが「普通充電」と思っていただければわかりやすいでしょうか?
普通充電とは何が違うんでしょうか?
一言で言うと、いろいろと違います(笑)その中でユーザーが一番体感できるのは充電の速さです。
じゃぁ~なんで早いのか?そのいろいろな違いが理由になります。
まず、先ほどのバケツの例で行きます。
小さい蛇口で少ししか水が出ない所と大きな蛇口でさらに水の勢いが強い所とで同じ容量のバケツ
に水を入れれば、確実に後者の方が早いですよね?
こんな感じで、普通充電とは大分違うんです。これを電気の値で比べてみると、
電圧は最大で500Vと普通充電より2倍以上の勢いがあります。(普通200Vと比べて)
仕事量である電力は最大で50kWもあります。普通充電より16倍以上の仕事をします。(普通200Vと比べて)
それだけ、急速充電はパワフルなんです!
ただ、全部が全部スゲーパワフルなやつばかりじゃないんです。看板には何も書いていませんが、急速充電にも種類があるんです。
そう、結構これが厄介なんです。
一般的な急速充電器のCHAdeMO急速電器には10kWから50kWまで仕事量の違いがあります。
区分け
低速・・・・・・・・・・・10kW
中速・・・・・・・・・・・11kW~46kW
急速・・・・・・・・・・・50kW
と言う様なくくりになっているようです。詳しく書いてある記述が見つけられませんでしたが、EVスタンド検索などの表記を見るとこんな感じでした。
容量に5倍程度の開きがあります。
また、急速充電は30分/回の設定になってます。つまり、同じような減り方をしていて同じ時間充電をしたからとと言って20kwの充電器と50kwの充電器では同じ充電量にはならないのです。
1回充電してみればわかると思いますが、空状態から80%程度までは結構早く入るのですが、それ以上になるとバッテリー保護のため普通充電とほぼ変わらないような電流量になってしまい、時間がかかってしまい、しょうがないのです。その間も料金は発生していますので、お得感はないですね。
今までの説明でぼんやりとした充電時間のイメージができたと思います。
実際の充電時間を見てみましょう。
三菱
i-MIVE |
日産
リーフ |
スマート
ツーフォーエレクトリックドライブ |
BMW
i3 |
|
普通充電での満充電時間 | 100V:21時間 (X)
200V:7時間 (X) |
200V:11時間 | 200V:8時間 | 200V:8時間 |
急速充電での回復時間(50kW充電器使用) | 30分で80% | 30分で80% | 非対応 | 30分で80% |
バッテリー容量 | 16kW (X) | 30kW | 17.6kW | 21.8kW |
公表航続距離 | 180km | 280km | 181km | 229km |
くらべものにならないですね。急速充電なら圧倒的に回復力が早いため実用的に使うことができます。ただ、急速充電に対応していない車もありますので注意が必要です。
自分の場合はアイミーブのベースグレードで16kwモデルです。家での充電には100Vのコンセントで充電してますが、夜の9時、10時くらいに帰ってきて残り残量3メモリ(メーターの航続可能距離20km前後)から充電を開始して朝の6時くらいには終わっています。時間的には9~10時間程度です。意外と100Vでも通勤や買い物に使用する使い方でしたら問題なく使えると思います。
あれ?100Vだと21時間かかるんじゃ・・・と思った方!!
上の表はまったく残っていないところからのデータでしょうから実際の使用条件で行けば、その時間が当てはまらない可能性もあるのでしょう。
自分も残り0メモリまで使ったときは朝の6時くらいでも終わっていないこともありましたし~とはいえほぼ8割回復してましたので実際にはそこまでかからないのかも???
普通充電は自宅などで充電する場合に使用する充電方法だと思っていただければよいと思います。また、最近ではショッピングセンターなどにも普通充電の充電スタンド付き駐車場などが設置されています。変わったところですと、民宿などにもあったりします。
各ディーラーさんや大型モール、PA、SA、ファミリーマートなどに設置されています。変わったところですと県庁や市役所といった公官庁系にもあり、大概は無料開放されてたりすることも多いみたいです。(ちなみに千葉県庁は無料です。)ディーラーは圧倒的に日産系のディーラーが多いです。(リーフはバッテリー容量が多きい為。)三菱ディーラーは急速充電が意外と少ないです。トヨタ系はほぼないです。
実際に乗り始めるとなるとどこで充電できるか不安ですよね。もしも知らない出先で電欠になったりしたら・・・そんなお悩みを解消するために各社スマートフォン用アプリやネットで検索できるページなど、会員制のものからフリーのものまでいろいろと用意してあります。自分は三菱のアプリとEVsmartを使っています。(ほぼ中身一緒なんですけどね。)充電器の種類や場所、営業時間など見ることができ、EV乗りには必須のアプリやサイトになります。
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